氷河期世代のぼやき

言いたい放題

投票するところがない

今年もあと2週間ほどを残すのみ。14日に誕生日を迎えたばかりだが、今年も何の変化もない1年だった。平日は仕事をして帰って寝て、休日は5kmほど離れた街に行って買い物をして、GW、お盆、年末年始に帰省するだけという、同じことの繰り返しで今年も終わってしまいそうだ。

 

40過ぎて派遣社員でいまだに独身一人暮らしで、そんな状況でも年間で100万円ほどの貯金はできていて、非正規雇用だらけの同世代の中ではマシなほうだけどこのお金は何に使えばいいのやら。親の医療・介護費用捻出などでいつかお金が必要になる日が来るだろうが、酒もタバコもギャンブルもやらないし、車も持ってないし、パソコンくらいしか趣味がないからお金を使うタイミングが全く見当たらない。唯一あるとすればPCパーツを強力なものに変更するくらいしか予想できないけど、パソコンはそんなにパフォーマンスを必要とすることには使ってないから、せいぜいwindows 10のサポートが切れる2025年ごろにパーツ一式を組みなおすくらいで充分そうだ。

 

それに、今の政権は財務省の忠犬だし、何かにつけ増税を打ち出してくる。今でも給料の48%くらいを税金や社会保障で取られているというのに、このまま行くと5割を突破するのは確実だろうから、ますますお金を使わなくなってしまいそうだ。ドラスティックにやってほしいことは、「あらゆる可能性を排除することなく慎重に検討する。」とか言って何も進まないのに、増税だけはロクに議論もせずあっさり決まってしまう。岸田首相が今年の漢字を「進」なんて自画自賛していたようだが、進んだのは増税だけだろ。何もやってないクセに自分で自分を慰めるのもいい加減にしろと言いたい。岸田総理は何聞かれても「検討する」などの同じことしか言わないのだから、いっそのこと、料理の鉄人で鉄人がエレベーターで登場するシーンのように、首相会見では毎回同じVTRを流すだけでいいのではないか。

 

それにしても、こんな世の中になると、将来が不安で俺みたいにお金を使わない人が増えてますます税収が減り、減った税収を増やすため増税し、さらに税収が減り、という悪循環に陥ってしまうのではないだろうか。サラリーマンは源泉徴収方式だからそんなに負担させられている実感はないのかもしれないが、すでに5割近くを税や社会保険で取られているのだ。これが、諸外国のように確定申告して税金を後払いするようになれば負担に気付くだろうが、負担に気付かれるのはまずいからそれはなさそうだ。そんなことも知らずに、年末調整でお金が戻ってきて喜んでいるのはタダのアホだと思う。

 

今の政権はどうやら長くはないと見ているみたいで、だからこそ今のうちに増税をガンガン進めようとしているように見える。増税を打ち出すのはいいが、そんなに増税したいのなら、何で選挙のときに黙っておくのか。そして、何で選挙が終わってから言い出すのか。それも、イエスマンばかり会議に呼んで密室で増税を決めて、それをアリバイとして増税を打ち出すというやり方が汚すぎる。

 

じゃあ選挙で世の中変えればいいじゃないかと言われても、今の野党も、政権の粗探しをするしか能のない連中だし、与党より野党のほうがひどい。選挙は必ず行くが、俺は非正規雇用だから、労働組合の支持を受けている政党には絶対投票できないし、ホントに投票するところがない。割と最近、現政権が雇用の流動化を打ち出したことがあったら、それをやってくれたら投票してもいいのだが。