氷河期世代のぼやき

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さかえ屋の思い出

昨年のお盆に実家に帰省したら、親父が「返礼品を買うためにさかえ屋に行こうとしたらどこにも店がなくて困った。」とぼやいていた。そこで、公式サイトで店舗情報を確認するといつの間にか国内9店舗に激減していた。

 

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以前に存在したさかえ屋のドライブレコーダー映像のスクリーンショット

さかえ屋

 

俺が地元を離れた2013年だったら、駅前とかショッピングセンターとか商店街の中などあちこちに店があったような気がしたが、どうやら、2012年に粉飾決算が発覚して、その後俺が地元を離れた後でシャトレーゼに買収され、店舗数が減少していたらしい。

 

さかえ屋と言えば、福岡ではテレビCMもやっていたから知っている人も多いだろうが、薄紫色の制服を来たお姉さんがいて、おいしいお菓子が買えるおしゃれな店というイメージだった。

 

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大学生のころ ほっかほっか亭でアルバイトしていると、すぐ近くのさかえ屋の従業員がときどきお弁当を買いに来ていたが、「こっち(ほっかほっか亭)は肉とか野菜などのごちゃごちゃしたイラストの入った作業着を着て油にまみれて汚いかっこをして働いていたるのに、あっち(さかえ屋)は薄紫と白の清潔感のあるかっこだし、油にまみれることもないだろうしいいなあ。俺もあっちで働きたいなあ。」と思ったものだった。

 

俺が子供のころは、今のように洒落た洋菓子店とかコンビニなんてなかったから、洋菓子と言えばさかえ屋だったし、寿司と言えば小僧寿しだった。小僧寿しはとっくの昔に店がなくなってたのは知ってたが、昔は西鉄バスに乗ってたら、「すくのかめ さかえ屋は次でお降りください。」というようにアナウンスしていたから、身近にどこにでもあったさかえ屋が国内9店舗まで減ってしまったのはさすがに寂しい。

 

洋菓子と言えば、子供のころは、バタークリームのケーキが主流で、これがまずくて嫌いだったが、ある時期から傾向が変わり、普通においしくなった。それがさかえ屋のものだったのかどうかは今では分からない。俺がまだ小さいころ、さかえ屋はすくのかめが主流で、そのころの俺は味が良く分からず好きではなかったが、なんばん往来が売り出されてからはさかえ屋が好きになった。

 

さかえ屋はシャトレーゼ傘下に入ったからシャトレーゼでさかえ屋の商品が買える場合もあるとの情報を得て、昨日シャトレーゼに行ったら売ってなかった。こっち(関東)でさかえ屋の商品を売ったところで誰も知らないから売ってないだろうなと予想していたがやっぱりそうだった。GWに帰省したときは必ずさかえ屋に行こう。