氷河期世代のぼやき

言いたい放題

景気が悪いことを若者のせいにするな

2013年ごろ、派遣先が携帯電話メーカーだったときに、職場でバブル世代のおっさんと入社2~3年の若手の間でこんな会話が繰り広げられたことがあった。

 

バブル「お前 どんな車乗ってる?」

若手「〇〇です。」

バブル「そんな安い車乗るな。もっといい車買え。お前ら若物が金使わないから景気悪いんだ。もっと金使え。」

 

俺はその会話には巻き込まれなかったが、「このおっさんは何を寝言言ってるんだ。若者が金使わないから景気悪いんじゃなくて、景気悪いから金使わないんだろ。」と思った。そんなに金を使って欲しければ、既得権まみれのバブル世代が会社を辞めて若い人たちに道を譲ればいい話だろう。

 

はっきり言って、バブル世代はいい会社に内定をもらって、車買ってもらったりホテルでバカ騒ぎしたりしてロクに努力もせずにおいしい思いをしてきて、口だけ達者で能力ないくせに権力だけ持っているイメージしかない。一方、俺たち団塊ジュニア世代は人口が多いのに社会に出る直前にバブルが崩壊し、民間企業はおろか公務員の求人も少なかった。だから、俺たち世代が就職活動していたときは求人は少ないのに求職者がたくさんやってくるのを処理するためにとにかくどんどん落とそうとして圧迫面接などが行われたりして、社会から歓迎される状況ではなかったように記憶している。

 

携帯電話メーカーにいたときに限った話ではないが、どの派遣先も氷河期世代は少ないのにバブル世代はうじゃうじゃいた。バブル世代の中には、いろんな部署に出向いていっておしゃべりしているだけの人など、何をやっているのか分からない人もいた。そして、そんな人たちに限って、働きに見合わない高い給料をもらいながら、法律でガチガチに守られている。携帯電話メーカーにいたときは、「こんな機種売り出したところで誰が買うの?」と言った訳の分からない機種も売ってたが、これはおそらく多すぎる社員に仕事をさせるため売れないと分かっててもやらざるを得なかったのだろう。バブル世代など半分クビにしたところで会社は回ると思うが・・・

 

自らは法律でガチガチに守られておきながら若者に道を譲らず、若者から搾取しているクセに、景気が悪いことを若者のせいにするなと思う。