氷河期世代のぼやき

言いたい放題

教員不足? 氷河期世代を排除してきたツケでは?

どうやら、全国の公立学校で教員不足が問題になっているらしい。

 

教員不足、ハローワークに求人も…授業できない事態に現場悲鳴「毎日電話で頭下げてる」 : ニュース : 教育 : 教育・受験・就活 : 読売新聞オンライン

 

おそらく、定年退職した上の世代の抜けた穴を人数の少ない氷河期世代では埋めきれず、若い人をたくさん採ることで埋めようとしているのだろうけど、新卒はいくらでも就職先があるから、しんどくて給料が安いというイメージのついてしまった教員に応募する人が少なくなっているのではないか。

 

でもこれは、バブル崩壊後にあわてて採用を絞り、氷河期世代を排除してきたツケが出ているんじゃないの? 教員なんて民間企業みたいに急激に売り上げが増えたり減ったりするものじゃなし、人口動態に合わせて採用計画を作成し、そのとおりに採用をしてきたらこのようなことにはならなかったと思うのだが。

 

俺は教員免許を持ってないが、おそらく同世代で教員になりたいのになれなくて、泣く泣く別の職業を選択した人も多いのではないだろうか。その人たちは、25年ほど経った現在で教員が不足しているなんてふざけるのもいい加減にしろと怒っているだろう。でも、いくら不足していると言っても教員免許は持っているけど教員経験のない40代など採用しないだろう。

 

3年ほど前に旭化成の会長が「40代が少ない」と言ってぼやいていて、それに対して「それはお前らが採用しなかったからだろうが」という怒りの声が上がっていた。自分たちがせっせと氷河期世代を排除しておいて、今さらなにを寝言言ってんだと思う。

 

それにしても、教員は大変な職業だと思う。教員に採用されたときの契約書にどのようなことが記載されているかは分からないが、俺はアングロサクソン以上に契約を重視するから、契約にないことは絶対にやらないと決めている。だから勤務時間外の職場の集まりなど一切参加しない。俺がもし数学の教師になりたくて教員に採用されて、数学以外のことをやらされたら多分やめてしまうだろう。 でも、やりたいことがあって教員になったのに関係ないことばかりやらされて激務な上に給料が安くて、嫌になっている先生も多いだろう。俺のいとこでも高校教師をやってたけど7年前に脳の病気を発症してしまい退職してしまった人がいるけど、おそらく激務がたたってしまったんだろう。