氷河期世代のぼやき

言いたい放題

氷河期世代の不健康問題

人は誰でも歳を重ねると体のどこかにガタが出てくるものだけど、俺も40代後半になって尿酸値が高かったり貧血だったり血圧が少し高めだったりと言った基礎疾患を持っている。これまで何度も失業して酒を飲み過ぎる時期があったし、引っ越しや職場が変わることも20回近く経験しているからその都度大きなストレスを受け続けてきた影響が出ているのだろう。

 

正規雇用で低収入だと生活費のどこかを削らなきゃならないが、家賃、光熱水費、通信費、車の維持費などは削るのが困難なものの、食費は簡単に削ることができるから、非正規雇用・低収入の人は、朝はカロリーの高いチョコパイなどのお菓子、昼はこれまたカロリーの高い菓子パン、夜はスーパーの安売り弁当と言った食生活の人が多いのではないか。これだと確かに食費は安くなるが、このような生活を続けていると1年や2年は何とかなるものの、5年・10年と続けると体を壊してしまって医療費がかかってくるようになりそうだ。

 

幸いなことに、俺はまだ入院するような大きな病気にかかったことはないが、蓄えのない氷河期世代の人が急に入院するようなことになったらどうするのだろう。親や親戚に援助してもらうのだろうか。親や親戚が近くにいなくて一人暮らしだったらどうすればいいのだろうか。第一、健康保険には入っているのだろうか。

 

俺も以前、社会保険のない会社に勤めてるときに十二指腸潰瘍にかかったことがあって、たまたま受けた派遣先の健康診断でそのことを相談したら「病院に行ってください。」とあっさり言われてしまったが、「だから、社会保険に入ってなくて病院に行けない事情があるんだよ。」とは言えなかった。

 

十二指腸潰瘍のときは無保険だから病院には行けず、食生活の改善でなんとかなったが、おそらく、俺みたいに社会保険のない会社に勤めた経験のある氷河期世代の人も多いだろう。もしそんなときに盲腸になったりでもしたらと思うとぞっとする。国民皆保険などとっくの昔に崩壊している。会社を辞めて国保に入ろうとすると、会社員時代の2倍の保険料を支払う必要があるが、無職なのにそんなお金があるわけないじゃないか。

 

俺の母親は3年前に亡くなったが、父親はまだ元気であと2~3年は大丈夫だとは思うけど正直言ってどうなるか分からない。俺の方も3年後どこに住んでどんな仕事をしているかなど分からない。転勤で頻繁に職場が変わったり住むところが変わったりを繰り返してきてその都度ストレスを受けて健康状態があまり良くないから長くは生きられないのではないか。さすがに親より先に死ぬことはないだろうが。