氷河期世代のぼやき

言いたい放題

団塊ジュニアの人たちはどこにいるのか?

俺は74年生まれだから、団塊ジュニアの最後の方で、氷河期世代では前の方に該当する。地元の大学を卒業後、地元を離れ、最初の会社では正社員だったが、その会社を3年ほどで辞めさせられた後は派遣や請負ばかりで半導体などの電子部品メーカーや通信機器メーカーで技術職として働くことが多かった。

 

請負と言っても派遣みたいなものだったから実質派遣ばかりだったんだけど、派遣とは言え技術職だからそれなりに難易度が高くてしんどい仕事が多く、スキルはそれなりに身に付いたと思ってるし、現場作業よりは給料が良いから貯金もそこそこあって、非正規雇用の多い同世代の中でもマシな方だと思う。

 

そんな中、5年ほど前にふと気付いたことがあって、「どの派遣先でも同世代をほとんど見かけない」と言うこと。団塊ジュニアなんて最も人口が多いのに、どの派遣先でも同世代が少なく、代わりにバブル世代は大勢いて、2015年以降は新卒採用が好調だから若い人も多い。

 

もしかしたら、同じ派遣先でも現場作業している派遣社員の中には同世代がいるのかも知れないし、中小企業の社員や、スーパー・飲食店の店員などに同世代がいるのかも知れない。しかし、人口がもっとも多い世代なのに職場で同世代と会うことがないなんて、彼ら彼女らは一体どこへ行ってしまったのだろうか?

 

地元はとっくの昔に離れているし、転勤が多くていろんな県に住んできたから知り合いもいない。加えて職場に同世代もいないし一人暮らしだから何だか孤立しているように感じる。今住んでるところも転勤でいつ引っ越しするかも分からないし、3年後どこに住んでどんな生活を送っているかなど全く予想がつかない。

 

地元は仕事がないから、会社を辞めて地元に帰るわけにはいかないけど、小学校・中学校で一緒に過ごした地元の同級生たちはどこでどんな人生を送っているのか気になる。同窓会でもあれば分かるんだろうけど、同窓会なんて高校3年の春休みに中学3年の同じクラスのメンバーでやったきりだ。あのときはまだ若かったから格差はなかったが、今だと引きこもってたり、低収入だったりするする人もいる一方で、普通に結婚して所帯を持っている人もいるだろうし、中には孫がいる人もいるかも知れない。充実している人を見て格差を実感するのは嫌だから、誰も音頭を取って同窓会など開かないだろう。

 

普通に生活してて見かけることがないから、同世代の団塊ジュニアがどこで何をしているのかは分からないままなんだけど、彼ら彼女らはどこへ行ってしまったのだろうか。