氷河期世代のぼやき

言いたい放題

引っ越しで困る歯科と美容室

おとといの夜 、夕食を食べていたら歯の被せ物が取れてしまった。俺は1日に4回 歯磨きをしていて、歯は大事にしている方だと思うが、ここ20年ほどの間はほぼ毎年のように被せ物が取れている。おそらく、高校が男子校だったから高校生のときに月1回くらいしか歯を磨かなかったのが今になってたたっているのではないかと推測しているが、被せ物が取れるのと同時に引っ越しもしていることが多いから、毎回 歯医者を探すのが大変だ。

 

俺は人生で20回くらい引っ越しをしているが、引っ越しで一番困るのが歯科と美容室で、地味に困るのが郵便ポストの場所だったりする。郵便ポストは一度見つけてしまえば2回目以降は行って投函するだけでいいが、歯科と美容室は相手とのコミュニケーションが必要だし、当たり外れがあるからこのふたつが最もややこしい。

 

美容室に関しては、最初に要望を伝えるだけであとは話はしなくて良いし、早いし、料金も安くて、場合によってはsuicaが使えたりする格安カットの店を3年ほど前から利用している。出来栄えに多少のばらつきはあるかも知れないが、今のところ大きな不満を持つようなことはなかったから、今後も格安カットを利用したい。

 

ところが、歯科に関しては、被せ物がいつどうやって取れたのかとか、痛みはあるのかどうかとか、この歯だけ治療するのか、それとも他の歯も治療するのかどうかとかいろいろコミュニケーションが必要だし、うまい 下手があるから下手なところに当たってしまうと最悪だ。下手というのは言い方が悪いかもしれないが、9年前の引っ越しでは引っ越し後に行くことになった歯科で、被せ物が合わなくて翌日には違う被せ物にしたり、治療が雑で歯茎から菌が侵入して膿がたまってしまい、頬が腫れて39.4℃の熱が出たりとひどい目にあった。

 

だから、1~2カ月おきには必ず行かなければならない散髪は仕方ないが、歯医者にはなるべく行きたくない。ところが、毎年のように引っ越しをしながら、毎年のように被せ物が取れるから、引っ越し後、その次の引っ越しまでの間に歯医者には必ず行くことになる。そのたびに、自宅に近いところがいいのか、それとも職場に近いところがいいのかなどいろいろ悩んでからエイヤっとばかりに歯科に連絡を入れるが、電話応対が素っ気ないわりには治療は良かったり、逆に電話応対は丁寧なのに治療がイマイチだったりとばらつきがあって非常に難しい。

 

ワニのように一生の間に何千回も歯が生え変わるのならいつも健康な歯でいられるから楽なんだけど、 せめて 乳歯から永久歯への生え変わりを30歳くらいにできないものか。そうすれば生え変わった歯が悪くなる前に大事にできると思うのだが。

景気が悪いことを若者のせいにするな

2013年ごろ、派遣先が携帯電話メーカーだったときに、職場でバブル世代のおっさんと入社2~3年の若手の間でこんな会話が繰り広げられたことがあった。

 

バブル「お前 どんな車乗ってる?」

若手「〇〇です。」

バブル「そんな安い車乗るな。もっといい車買え。お前ら若物が金使わないから景気悪いんだ。もっと金使え。」

 

俺はその会話には巻き込まれなかったが、「このおっさんは何を寝言言ってるんだ。若者が金使わないから景気悪いんじゃなくて、景気悪いから金使わないんだろ。」と思った。そんなに金を使って欲しければ、既得権まみれのバブル世代が会社を辞めて若い人たちに道を譲ればいい話だろう。

 

はっきり言って、バブル世代はいい会社に内定をもらって、車買ってもらったりホテルでバカ騒ぎしたりしてロクに努力もせずにおいしい思いをしてきて、口だけ達者で能力ないくせに権力だけ持っているイメージしかない。一方、俺たち団塊ジュニア世代は人口が多いのに社会に出る直前にバブルが崩壊し、民間企業はおろか公務員の求人も少なかった。だから、俺たち世代が就職活動していたときは求人は少ないのに求職者がたくさんやってくるのを処理するためにとにかくどんどん落とそうとして圧迫面接などが行われたりして、社会から歓迎される状況ではなかったように記憶している。

 

携帯電話メーカーにいたときに限った話ではないが、どの派遣先も氷河期世代は少ないのにバブル世代はうじゃうじゃいた。バブル世代の中には、いろんな部署に出向いていっておしゃべりしているだけの人など、何をやっているのか分からない人もいた。そして、そんな人たちに限って、働きに見合わない高い給料をもらいながら、法律でガチガチに守られている。携帯電話メーカーにいたときは、「こんな機種売り出したところで誰が買うの?」と言った訳の分からない機種も売ってたが、これはおそらく多すぎる社員に仕事をさせるため売れないと分かっててもやらざるを得なかったのだろう。バブル世代など半分クビにしたところで会社は回ると思うが・・・

 

自らは法律でガチガチに守られておきながら若者に道を譲らず、若者から搾取しているクセに、景気が悪いことを若者のせいにするなと思う。

派遣先は法律や契約を守れ

俺は品質管理検定 1級(QC検定と言われることが多い)の資格を持っている。なぜこの資格を取ったのかと言うと、以前 派遣先が携帯電話メーカーだったときに、どんなにクオリティを高くしても品質保証部が粗探しばかりして、なにかにつけ文句ばかり言っていたから、「品質管理検定の資格を取って、こいつらを黙らせてやろう。」と思ったのが始まりだった。

 

最初は「2級くらい取れればいいや。」のつもりでいたが、まず3級に挑戦したところ一発合格で、次に2級に進んだところ、これも一発合格だった。

 

だから、「これ、もしかして1級いけるんじゃね?」と欲が出てしまい、1級に挑戦したが、1級はやはりかなり難しく、何度か挑戦した結果、やっと合格することができた。

 

そんな中、品質管理検定の勉強をしていて、「品質保証とは、何なのか。」考えることがあった。品質保証とは何かを小泉進次郎に質問するとおそらく、「品質保証とか何か。それは、品質を保証すると言うことです ( ̄ー ̄)。」という解答にもなってない解答が出てくるだろう。あるいは、岸田首相だったら、「品質を保証するという観点から総合的に勘案し、さまざまな事態をしっかりと検討しながら自ら判断していきたい。」と答えそうだ。しかし、品質保証とは実に単純なことで、結局は「相手との約束や契約を守る。」ことに尽きるのだと思う。電子部品メーカーだったら、「このようなスペックを持ったデバイスをいつまでに何円で納品します。」といった契約をするだろうから、それを相手に保証するのが品質保証だろう。

 

ところが、どの派遣先も、お客様に対しては契約を守ろうと努力するが、受け入れている派遣社員に対しては、契約を守らなかったり、契約以前に法律を守らなかったりなど、メチャクチャなことを平気でやっている。

 

具体的には身元に関する書類を提出させたり、契約にないことをやらせたりと言ったところだが、派遣先が派遣社員の個人情報を収集することは法律で禁止されているし、派遣だろうが正社員だろうが、契約にないことをやらせるのはおかしいだろう。

 

まず、個人情報収集について

 

初日に、生年月日・住所・電話番号・家族構成・実家の連絡先などを書かせる派遣先がときどきあるが、派遣先が派遣社員の個人情報を収集することは法律で禁止されている。ところが、派遣先も派遣社員もそんな法律があることは知らないから何の疑問もなく提出している。どうしても提出が必要であれば、目的と目的外には使用しないことを明言して、同意できる場合のみにすべきだろう。あと、履歴書や職務経歴書を求めてくる派遣先があるかも知れないが、応じる必要はない。

 

次に、契約にないことについて。こちらはたくさん事例があって

 

他部署の業務をやらせたり、始業前の朝礼やラジオ体操をやらせたり、など。俺個人の体験であるが、携帯電話メーカーにいたときに、他メーカーの機種を受託生産することになって、そちらの業務も行うことになったが、そのラインは別の事業部のため契約にない部署での業務ということになり「契約にないことをやらせるな。」と抗議したことがあった。あと、遅刻を避けるために契約時間より早く出社したら、「今すぐこれをやれ。」と指示されたり、契約時間前に朝礼やラジオ体操するところもあった。

 

あと、最近はコロナ対策で、食堂の利用を分散させるため時間を指定したり、初日より前の行動記録を提出させたりするところもあった。食堂については、昼休みは12:00~13:00だけど、食堂利用は12:15からというところがあったが、「コロナ対策で食堂利用を分散させるという事情は分かる。だったら昼休みを12:15~13:00にすればいいだろう。そうすれば15分早く帰れるし、いいことずくめだ。」と意見を言ったら、「それだと会社の規則を変える必要があるから難しい。」と回答があった。規則と言うのは実態に合わせて変えていくものだし、規則が実態に合わなくなったらさっさと変えるべきだが、なぜ日本は規則を変えるのを嫌がるのだろう。そんなことだからこの国は憲法ひとつ変えることができないのではないか。食堂利用の制限については強制ではなく、あくまでお願いらしいが、何でもお願いで済ますのは改めるべきだ。

 

行動記録については、契約初日から派遣先の指揮・命令に従う義務が発生するのに、それより前の行動記録を提出させるのは、契約にない期間について命令していることになる。これについても抗議したが、「協力いただけませんか?」と言われたからしぶしぶ協力したが、実際とは全然違う行動記録を提出した。全然違う行動記録を受け取って派遣先は何がしたいのだろう?

 

この国は、強制ではないものの法律や契約にないことをお願いベースで協力させられることがよくある。お願いで済ますのではなく、法律や契約を守ってさえいれば問題ない代わりに守ってなければ罰を受けるという世の中に変えていくべきだ。

我が子の不幸を喜ぶウチの親

俺は97年に大学を卒業するまで実家に住んでて、500kmほど離れたところに就職した。正社員で就職できただけでも氷河期世代の中ではマシなほうだと思うが、3年ほど勤めたところで取引先が事業を撤退することになり、そのあおりを受けて退職勧奨され、退職し、実家に帰ることになった。

 

それなのに、辞めて実家へ帰ることになったら、「地元へ帰れてうれしいだろう。これでホッとするだろう。」と親は大喜びだった。仕事を辞めさせられてしぶしぶ地元へ帰るのがうれしい人なんていないのに、我が子が仕事を辞めさせられるという不幸がそんなにうれしいのだろうか。せめて、「残念だったな。一旦地元へ帰ってやり直そう。」くらいの反応にはならなかったのか。

 

会社はそのままで、地元への転勤だったら喜んでもおかしくないが、地元はかつて石炭が採れてにぎわったところで、国のエネルギー政策転換の影響を受けてまともな仕事がなく、高齢化率も高くて、まともな収入の得られる仕事など医療系くらいしかない。しかも退職したのが2000年3月だったから、就職状況が一番悪かった時期だ。そのときはまだ25歳だったから、景気が良ければまだなんとかなったかも知れないが。

 

それに、住み慣れたところの一人暮らしから、実家での生活に戻ってしまったから、家に他の人がいるというのが苦痛で仕方なくなり、3カ月ほどで600kmほど離れたところの派遣の仕事を選んでまた実家を出て行った。

 

そこは2年ほどいて実家に戻り、しばらく地元にいたもののまた地元を離れたり、また地元へ戻ったり、を何度かくり返して、今は地元から1200km離れたところで派遣社員として働いている。地元に仕事がないから結局いつまでも遠方で派遣社員のままだ。あれからすでに22年過ぎたけど、会社を辞めさせられてしぶしぶ地元へ帰ることを親が大喜びしたことは忘れられない。親の世代なんて、今と比較すると税金や社会保険は非常に安かったし、特に努力しなくても今聞いたらびっくりするような大企業に就職できた時代だった。俺だってそんな時代に生きてりゃ、最初の会社を3年で辞めてもいくらでも再就職先はあっただろう。そんな時代に生きて、何不自由なく就職した親が氷河期世代の俺の退職を喜ぶなんてどういうことだ。だったら、俺だって今後訪れる親の不幸を俺も喜んでやってもいいよ。

 

親の不幸というのは死のことだから、さすがにそれはなく、なるべく元気に長生きして欲しいものだとは思う。母親は4年前に他界していて、父親は実家に一人で住んでいる。今のところは元気だが、今後どうなるかは分からない。数年内に入院したり、施設に入所したりといった事態が発生するだろうが、俺は非正規雇用とは言え、そこそこの収入があるから、親の世話という、生産性ゼロの作業のために、仕事を辞めて実家へ帰るようなことはしたくない。ただでさえずーっと非正規雇用で苦しんでいるのだ。これ以上、親の世代は子の人生を奪うのをやめてほしいものだと思う。

 

しかし、実際に親の世話の問題が発生したときは長男である俺が担当することになりそうな気がしてならない。俺には弟がいるんだけど、弟は親戚の紹介で入った会社に勤めててすでに高校生の娘がいて、実家から1kmほどの場所で一軒家を買って住んでいるから、所帯を持っている弟より、持ってない俺が担当することになりそうな気がしてならない。この問題は今後もめそうだから、父親が元気な今のうちに地元への転勤希望を出しておいた方がいいかも知れない。でも今の派遣先は正社員登用すると言っていて、そうなると年収は200万円は上がるから、それを蹴ってまで地元へ転勤するのがいいのか、それとも今の派遣先にとどまった方がいいのかかなり悩む。今月終わりごろには次の契約更新をどうするか希望を派遣元から聞かれるから、それまでには結論を出さなければならない。このような問題は、どっちが正解なんてないから、えんえんと悩み続けることになりそうだ。

そんな人生つまらないだろ? 余計なお世話だ

俺は車のいらない所に転勤した4年前から車持ってないし、酒は6年前にやめたし、タバコは元々吸わないし、ギャンブルは全くやらないし、テレビは6年前から見なくなったし、外食はほとんどしない。お金を使うことと言えば、年に2~3回の帰省と1~2回の旅行と、趣味の自作PCを3~4年に1回組み立てることと、2年おきに買い替えるスマホと、3~5年おきに買い替えるデジカメくらい。服も靴も必要最低限のものしか持っていない。

 

「デジカメなどいらないだろ。」と思うかも知れないが、スマホのカメラだとどうしても画質に不満があるし、かと言ってカメラの画質を求めて10万円くらいの高価なスマホを買ったところで2年もすればバッテリーが劣化してきて買い替えるから、スマホのカメラには頼らず、写真を撮るときはデジカメを使うようにしている。

 

スマホは完全に消耗品と割り切っており、2年おきにfelica内蔵で3~4万円ほどのandroidを買い替えている。iphoneは高いし、一度も買ったことはない。iphoneに限らず、apple製品は高過ぎて買えない。appleが新製品を出すたびに大騒ぎしている人たちがいるが、新型だからと言ってできることが増えているわけでもないだろうに、大騒ぎするのが理解できない。

 

若い人だと「パソコンもカメラもいらない。スマホがあれば十分。」という人もいるかもしれないが、パソコンとスマホを比較すると情報処理能力に違いがありすぎる。例えば、文字を1000文字入力するとしたらどうだろう。パソコンだと大したことはないが、スマホだとかなりきついのではないか。最近ヤフコメで明らかな誤変換を良く見るが、こういう人たちはスマホに頼り切った生活をしていて、スマホの予測変換を良く確認せずにそのまま投稿しているのではないか。だから、俺はスマホのみで生活しようとは全く考えていなくて、外出先ではスマホ、家ではパソコンというように使い分けている。

 

俺の部屋には32インチ4Kディスプレイ、自作PCと身の回りの物が置かれている。これ以外にも非常用のノートPCもあるが、年に数回しか使わないため押し入れにしまってある。スマホのみだとモノはかなり少なくなるとは思うが、これでもモノは少ない方だと思う。いつ転勤で引っ越すかも分からないためモノは極力増やさず、生活に必要な最低限のモノにだけ時間やお金を使うようにしている。休日もときどき電車に乗って大きな街に行く程度で、普段は買い物以外は家でじっとしている。とにかく、1分1秒 1円たりとも無駄な時間やお金は使いたくないのだ。正直言ってかなりケチだと思う。人によっては「そんな人生つまらないだろ?」と言うかも知れない。しかし、氷河期世代で非正規雇用の俺にとって余裕などあるはずもなく、「うるせえ。余計なお世話だ。」と言いたい。今の派遣先は正社員登用すると言っていて、登用後は年収がおそらく200万円は上がるだろうが、生活レベルを上げるつもりはない。ぜいたくは敵だ。

勘違いするな 派遣社員は派遣先に採用されているのではない

派遣社員としていろんな派遣先で勤務してきたが、ほぼ間違いなく どの派遣先も「派遣社員を採用してやっている。」と勘違いしているし、派遣社員自身も「派遣先に採用されている。」と思っている人が多いように思う。

 

派遣先を決めるときは、担当営業と一緒に派遣先に出向いて行って、派遣先の指揮命令者やその上司と、打ち合わせや面談と称して、「弊社ではこんなことをやってます。あなたに担当いただく業務は〇〇です。」と言った説明を受けることが多いが、派遣先はこのことを「面接」とよく言う。それと、時々、複数名の派遣社員を打ち合わせに呼んで、一人だけと契約することもある。

 

しかし、この場合、派遣社員の事前面接は法律で禁止されているし、誰を送り込もうが派遣元の自由のはずだから、派遣先が「面接」という認識でいるのも、「この人は良くて、この人はダメ。」と選考するのもおかしいと思う。

 

だからと言って、打ち合わせはやってはいけないのかと言うと逆で、打ち合わせは必ずやった方がいいというのが俺の考えだ。"半導体のプロセス開発業務"とか、"自動車部品の品質保証"と言っても、現地に出向いて行かないと、職場の雰囲気など何も分からない。実際には、1回出向いて行ったところで分かることはごく一部で、全て分かるのは実際に働いてみてからではあるが、人の印象だって初めて会って最初の1~2秒で決まるように、契約する前に一度出向いて行くことが重要だと思う。それに、派遣先にしろ 派遣社員にしろ、契約してある程度時間が経過して、「こんなはずじゃなかった。」と短期間で契約終了になる可能性だってある。そんなときにもし、遠方から引っ越しでもしていたら引っ越しが無駄になってしまうから、打ち合わせである程度相手を見極めるのは仕方のないことだと思う。ただし、派遣社員は、刑事事件でも起こさな限りクビにできない正社員と違って十年、二十年と使い続けるわけではなし、ダメだったら契約更新を断ればいいだけだから、選考のハードルは低くなる。

 

あと、年齢を聞かれることはよくあるし、働き始めてから住所や電話番号などを提出させられることがある。年齢が個人情報に当たるかどうかは良く分からないが、派遣先が派遣社員の個人情報を収集することは法律で禁止されているのに、派遣先も派遣社員もそんな法律があることは知らないから何の疑問もなく提出してしまっている。別に収集しても良いが、そんなときは「こういう目的であなたの個人情報の提供をお願いします。目的外のことには使用しません。」と説明して、同意があった場合のみ提出するのが本来の姿だ。「じゃあ、派遣社員に連絡を取りたいときはどうするんだ。」と言われるかも知れないが、「法律で決まっているんだから仕方ないだろう。」と俺は個人情報の提出を断る。年齢にしたって、派遣社員は年齢で給料決まるわけじゃないし、年齢聞いて何の意味があるのだろう? いい加減、日本も年齢差別はやめるべきじゃないか。履歴書や職務経歴書の生年月日や年齢書く欄もさっさと廃止しろ。

 

業務時間外の飲み会やレクリエーションなども参加する必要は全くない。以前、派遣先で働き始めた初日に、歓迎会と称して飲み会に参加させられたことがあった。初日だから早く帰って寝たいし、酒飲まないし、知らない人と飲み会やっても苦痛だから嫌だったが、これから先のことがあると考えると参加せざるを得なかった。その点、今はコロナで飲み会が消滅してしまっているからせいせいしている。

 

そもそも、派遣社員と言う呼び方に無理があるのではないかと思う。派遣社員は派遣先に採用されている"社員"ではなく、あくまで外部の人間だ。社外からやってきて、契約してある期間、契約してある業務について、契約してある場所でのみ業務を行うことができる。派遣先は、派遣社員に対して何でも言うことを聞かせたいのであれば直接雇用すればいいのではないか。

 

 

レオパレスが無くなってしまったら困る人だっている

 

3年ほど前に、レオパレスの耐火性に問題があるというニュースが流れたときに、レオパレスはこんなにひどいというようなまとめサイトができていて、いろいろなことが指摘されていたが、総括すると、「壁、床、天井が薄く、小さな音でもつつぬけになる。」ことにまとめられるように思う。

 

俺は転勤の多い派遣社員だから、今までレオパレスには8件・11年住んだことがある。下手すりゃレオパレスの社員以上に詳しいかも知れない。レオパレスにはダメなところも多いが、いいところだってあるし、レオパレスの騒ぎが起きたときは袋叩きにあっていたが、一方で必要としている人たちだっているということを主張したい。

 

★★★ダメなところ★★★

(1)壁、床、天井が薄い

 

結局これに尽きるが、隣の部屋の音は良く聞こえる。特に、スマホのバイブ音と、とチャイムは良く聞こえる。一方、話し声は巷で噂されるほど聞こえないような気がする。

 

(2)日当たりが悪い場合がある

 

これはレオパレスに限った話ではないかも知れないが、日当たりが悪い場合がある。特に、レオパレスで多いL字型物件では、運が悪いと北東や北西にしか窓がなかったり、窓の目の前が竹藪だったりして日当たりが悪いという部屋に当たってしまうことがある。下のスクリーンショットはたまたま見ていた三重県津市のMAPだけど、レオパレスにはなぜかこのようなL字型物件が多い。

 

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一方、これは俺が住んでいた部屋の写真だけど、この部屋はせっかくの南向きなのに目の前が竹藪で日当たりは最悪だった。昼間でも暗くて電気つけないと暮らせなかったし、洗濯物を外に干すことも不可能だった。

 

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(3)建て付けが悪い場合がある

 

窓が完全に閉まらず、防犯のストッパーが効かなかったり、洗面台が傾いていたりしたことがあった。窓の場合はさんにたまっている汚れを掃除したら解消して、洗面台についてはボルトで壁に固定している部分が割れていたため新品に交換してもらった。

 

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(4)テレビがある

 

家具・家電付き物件の場合、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、テレビ、イスなどがセットでついてきて、その分 家賃も高いようだ。テレビとイスはいらないんだけど、これはらいらないと言って一部を拒否することはできない。特に、テレビは「レオパレスだからテレビあるだろう。契約しろ。」と言ってNHKの標的にされるので持ちたくないけど、テレビだけを拒否するということはできず、仕方ないから押し入れにしまってある。これだと受信機を設置したことにはならないから契約の義務はないと思うが、そもそも知らない人がアポなしで訪ねてきても俺は一切応答しない。できれば、全てついてくるのではなくて、どれが欲しいかの選択制にして欲しい。そうすればレオパレス側だってコストダウンになるし、入居者側だってNHKを避けられるからいいことずくめだ。

 

(5)電気コンロは使えない

 

初めてレオパレスに入居したときは電気コンロで何度が料理をやってみたが、料理は不可能と理解し、以降は料理をしなくなった。温まるまで長い時間がかかり、なかなか料理ができない上に、使った後はコンロが冷めるまでこれまた時間がかかる。おそらく消費電力も相当高いだろう。めんどくさくなって料理は5回くらいでやめてしまった。ほとんどの人はレオパレスで料理は不可能と認識するだろう。

 

(6)駅近くには少ない

 

駅近くは物件数が少なく、あっても家賃が高かったり、都会は少なくて田舎に多かったりする傾向にあるようだ。大きな工場の近くにも物件が多そうだ。

 

(7)都市ガス物件は少ない

 

もともとレオパレスでなかった物件があとでレオパレスになったような場合を除き、都市ガスの物件はほとんどないようだ。大多数がプロパンガスなので、ガス代は高くつく傾向にあるようだ。

 

(8)エアコンのオンタイマーがない

 

よく、エアコンが3時間で勝手に切れることが問題視されているが、またONすればいいし、大した問題ではない。むしろ、ONタイマーがない方が問題だろう。特に困るのが冬で、起きる1時間くらい前からエアコンをONにしたいのにできない。だから、俺はamazonで汎用のリモコンを買って、この問題を回避している。

 

☆☆☆良いところ☆☆☆

(1)居留守がやりやすい

壁、床、天井が薄く、チャイムが聞こえやすいことの裏返しでもあるが、隣の部屋のチャイムが鳴ったことに気付いたときは、気配を消してインターホンのモニターONで隣の部屋にどんな人が来たのか知ることができる。もちろん、NHKや新聞の勧誘だったら絶対に応答しない。

 

あと、居室以外には窓がなく、明かりが外に漏れないようになっている場合も多いから、やはり居留守がばれにくい。

 

(2)インターネットが使いやすい

 

レオパレスの提供するインターネットサービス LEONETは、インターネットだけであれば月額2310円で使える。ipv6に対応していないのは残念だが、回線が混雑しやすい夜でも数十Mbpsは出ているからこれで十分。しかも、入居日から使え、退去したら自動で解約となるし、契約期間の縛りもない。光ファイバーを引こうとして数週間待たされ、契約期間が2年なんてこともない。

 

(3)モニター付きインターホン、浴室乾燥、宅配BOXは便利

 

amazonの荷物が届くときなどは来客があることが事前に分かっているが、応答する前にどんな人が来ているのかを確認できるモニター付きインターホンは便利だし、留守でも荷物を受け取れる宅配ボックスも便利だ。浴室乾燥は、富山に住んでいたとき、冬場に活躍した。天気の悪いところでは浴室乾燥は便利だ。

 

(4)全国どこでも部屋のレイアウトがほぼ同じ

 

転勤が多くていろんな県のレオパレスに住んだが、ベッドやベッド下収納、ベッドに上がる階段下の収納、キッチンの収納、トイレの収納、クローゼットなどの寸法がほとんどどこも同じだった。だから、いきなり遠いところに引っ越しても、特に何かを買ったり捨てたりすることなく生活できるのは助かる。

 

(5)荷物が少なくて済む

 

転勤が多いから、荷物はなるべく少なくしたい。だから、家具家電付きのレオパレスの場合、一番大変な冷蔵庫、洗濯機を持って行かずに済むから助かる。

 

 

以上より、いろんな欠点はあるが、転勤でいきなり知らないところに引っ越しさせられる派遣社員にとって、荷物が少なくなるし、インターネットもすぐに使えるレオパレスは非常にありがたい存在だ。全国にあるいろんな派遣会社だって、レオパレスが無くなってしまったら社員の寮の管理が大変になるだろうし、経営は厳しいかもしれないが、レオパレスが無くなって困る人たちだって確実にいる。